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Gospel Singer 向日かおりの みちくさ日記


by spiritualsong
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日本人は何を考えてきたのか

昨夜NHKで放映された「日本人は何を考えてきたのか」の

第五回目を録画して見た。

感動と稲妻と。これだ!という力強いものが走った。

第五回目の内容は内村鑑三と新渡戸稲造。

http://www.nhk.or.jp//nihonjin/schedule/0701.html

近頃の日本と人々の顔を見て、「本当の日本はこんなんじゃない!」と

心の中で叫んできた。

その叫びの答えが、彼らの生き方に現れていると思った。


もちろん、人間は全てが正義ではない。

上澄みを器から器へ移すように、私たちは歴史という時の中において

受け取り上手にならねばならない。

しかしそれをしても衝撃が走る輝きだった。


感動して妹に電話で話したら、

なんと妹達は番組でも取り上げられた内村鑑三の「デンマルク国の話」を

チャーチスクールで劇にして、近隣のホールにて上演していたことがわかった。

それは昨年の10/16というのだが、妹が言うには、本の後書きには、

丁度100年前の10/16に内村鑑三はこの話しをメッセージとして語り、

本にしようと決意したらしい。

100年の時を越え、神さまは内村鑑三と兵庫県の片田舎の子供達をつないでくださった。

それだけでなく、妹の教会では昨年、新渡戸稲造の子孫の方が洗礼を受けられたらしい。

「なんなんですか、それは!」と叫んだが、そんなことだってふと電話で語らなければ

つながらなかったことだ。



ほんとに神さまは生きている。



「デンマルク国の話」は、荒れた国土での植林運動の話であり、

戦争で踏みにじられたに関わらず、デンマークは平和で美しい国となった。

日本もこのような生き方が選択できるというメッセージを、内村は持っていたと

番組は伝えている。

そして番組ではさらに東北、中でも福島原発によって汚染された山林の話と、

それに負けない人の姿を重ねて紹介していた。



内村鑑三も新渡戸稲造も、「夢」をかかげていた。

そして自分たちの代で終わらない後世がどうなるかを見つめていた。

そんな「夢」は強い。

番組ではそんな言葉が語られていた。



弾圧にも困難にも負けず、正義を貫けるぶれない強さ。

日本にもあった古来の骨太さ。

一代で信仰の真髄をつかみ取る、本物の目。

・・・うまくかけない。自分のキャパが及んでいない。



うちには内村鑑三全集があったはずなんだが、知らないあいだにどこかへ行ってしまった・・・。

図書館、行くか。
by spiritualsong | 2012-07-02 23:06