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Gospel Singer 向日かおりの みちくさ日記


by spiritualsong
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エキシビジョン

羽生結弦選手のエキシビジョンと、鈴木明子選手のエキシビジョンを録画で観た。


(他の方を観てなくてすみません)



人は、美しいものが好きだが、美しさの現れの中に、心の美しさも見たいと思っている。




今回の羽生選手に見えて来るのは、震災を通って前を向くことによる、何か不動のものを掴んだ強さ。


もともと持っているセンスや天性のものにあいまって、その内面のメッセージが表に表現されきる時、


器以上の感動を、人と共有することができる。





鈴木選手にもよく似たものを見る。


摂食障害だった。スケート選手としては年齢を重ねすぎた。スター選手の前に、不当な扱いを受ける。


普通だったら自分を見失い、転落する要素ばかりである。


なぜ、りんと、ぶれない精神を持てたのか。


不思議なくらい、すごいと思うのである。




しかし、彼女は自分を失わなかった。その自分とは「人と共有する夢」だったように思う。



エキシビジョンのプログラムは、このニースのために作ったプログラムだと解説者が言っていた。

フランスはラベンダーの国だから、ラベンダーの衣装、プログラムを作った。

それをニースの人々に初披露することを心のお守りにした。

つまり、競技に勝って、そのあと点数や争いのない、人と喜びや美しさを共有する時間のために、

最善最高のものを用意した。




この心だ。


これがぶれない彼女自身の姿なのだ。



私は美しさの中に、このような心があることを見つけたい。




それを自分の糧とし、自分への教えとして受けとめていきたい。





エキシビジジョンは競技から解き放たれた、スケーター自身の最も愛するものが見えてくる時間だと思う。
by spiritualsong | 2012-04-04 10:25